長官・守(読み)かみ

精選版 日本国語大辞典 「長官・守」の意味・読み・例文・類語

かみ【長官・守】

〘名〙
令制で四等官の一つ。中央、地方の長官総称。その所属する官司職掌を統率する責任者をいうが、官司によって文字を異にする。下に次官(すけ)判官(じょう)主典(さかん)がある。
書紀(720)大化元年八月(北野本訓)「其れ長官(カミ)従者(ともならむひと)は九人」
② (督) 明治新政府が慶応四年(一八六八)二月三日に設置した八局のうち、神祇事務局・内国事務局・外国事務局・軍防事務局・会計事務局・刑法事務局・制度事務局の長官。ただし、総裁局だけは総裁と称した。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android