長宮神社(読み)ながみやじんじや

日本歴史地名大系 「長宮神社」の解説

長宮神社
ながみやじんじや

[現在地名]三和町諸川 中町

日光東街道の東方に鎮座祭神は健御名方命で信濃諏訪大社より勧請したものという。配祀素盞嗚命・誉田別命。旧村社。創立は室町時代と伝え、永享年間(一四二九―四一)諸川もろかわ城主柑露信濃守が再建。この時は字明神下みようじんしたにあったがのち戦乱で焼失。延宝五年(一六七七)しも町に再建。正徳二年(一七一二)の宗源宣旨(当社蔵)に「正一位長宮大明神、下総国猿嶋郡諸川町、右奉授極位者、神宣之啓壮如件」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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