デジタル大辞泉
「長短」の意味・読み・例文・類語
なが‐みじか【長短】
長いことと短いこと。また、長さがまちまちであること。ちょうたん。
「―に挿した線香の細い煙が」〈三重吉・小鳥の巣〉
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ちょう‐たん チャウ‥【長短】
〘名〙
① ながいこととみじかいこと。また、長さ。
※
今昔(1120頃か)六「人の命の長短を知る事、掌を指すが如し」 〔孟子‐梁恵王・上〕
② 長所と短所。得手と不得手。また、よしあし。
優劣。
※
古今(905‐914)真名序「然長短不
レ同、論以可
レ弁」
※思出の記(1900‐01)〈
徳富蘆花〉七「人物の長短、時務の
得失」 〔史記‐酷吏伝・
成〕
なが‐みじか【長短】
〘名〙
① 長いことと短いこと。長いものと短いもの。また、長さのそろっていないこと。ちょうたん。
※
仮名草子・
竹斎(1621‐23)上「ながみじか知らざる程の
連歌師が功者に逢ふて長競べする」
※小鳥の巣(1910)〈
鈴木三重吉〉下「長短
(ナガミジカ)に挿した線香の細い煙が」
※俳諧・誹讔三十棒(1771)「長短(ながミジカ)も差たれど、刀は中の町ぎりにしまひ、壱本ざしになり」
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普及版 字通
「長短」の読み・字形・画数・意味
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世界大百科事典(旧版)内の長短の言及
【散調】より
…朝鮮の独奏楽器のための楽曲形式で,独特のリズム型(長短(チヤンダン))にもとづく数個の楽章からなり,一般に[杖鼓]の伴奏がつく。19世紀後半に,全羅南道出身の金昌祚(1865‐1920)が散調としての音楽を確立したといわれるが,その楽曲構造や独特の旋律や器楽的な技巧の類似から,全羅道に古くから伝わる巫楽(シナウィ)という即興的に演奏される器楽合奏の影響を受けて発展させた音楽といえる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」