門謡(読み)カドウタイ

デジタル大辞泉 「門謡」の意味・読み・例文・類語

かど‐うたい〔‐うたひ〕【門謡】

人家門口に立って、歌をうたい、物ごいをすること。また、その人。
「貧しければ、せん方なくて―」〈浮・伝来記・六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「門謡」の意味・読み・例文・類語

かど‐うたい‥うたひ【門謡】

  1. 〘 名詞 〙 人家の門口に立って歌をうたい、物乞いをすること。また、その人。門付(かどづけ)
    1. [初出の実例]「為(せん)かたなくて門謡(カトウタヒ)編笠深く被り、連ぶしに小浜町を通るを」(出典浮世草子武道伝来記(1687)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android