門門(読み)もんもん

精選版 日本国語大辞典 「門門」の意味・読み・例文・類語

もん‐もん【門門】

〘名〙
① 種々の宗派流派
② 方々の寺院神社の門。また、建物や一区画に設けられたいくつかの門。
太平記(14C後)一二「門々の額を書せ給けるに」
仏語相手に応じて説かれたさまざまの教え。真実に至る種々の道すじ。
教行信証(1224)二「門門不同八万四」
④ 仏語。六つの感覚器官六根)のこと。

かど‐かど【門門】

〘名〙
① 大きな家屋敷などで、幾つもあるそれぞれ戸口や門。〔日葡辞書(1603‐04)〕
② 家々のそれぞれの門や門口(かどぐち)
咄本・軽口露がはなし(1691)一「『六波羅勧進』といふて門(カド)かどをありく也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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