開枕(読み)カイチン

デジタル大辞泉 「開枕」の意味・読み・例文・類語

かい‐ちん【開枕】

《「開被安枕かいひあんちん」の略。布団(被)を敷き枕を置く意》禅宗で、就寝すること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「開枕」の意味・読み・例文・類語

かい‐ちん【開枕】

〘名〙 (「開被安枕」の意) 禅宗で眠りにつくこと。臥具(がぐ)を開いて寝につくこと。
金閣寺(1956)〈三島由紀夫〉一「開枕(カイチン)時刻のあとで、塀を乗り超えて女を買ひに出たりする楽しみを共にした仲でもあった」 〔勅修百丈清規‐日用規範〕

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