閑居・間居(読み)かんきょ

精選版 日本国語大辞典 「閑居・間居」の意味・読み・例文・類語

かん‐きょ【閑居・間居】

〘名〙
① 閑静なところに住むこと。世間との交わりをやめ、わずらわされることなく、心静かに住むこと。また、そうしたすまい。
将門記(940頃か)「員経は舌を巻きて口を鉗(ふふ)むで、黙して閑居す」 〔張華文‐帰田賦〕
② 何もすることがなく、いたずらに日を送ること。
※本朝文粋(1060頃)一一・惜残菊詩序〈紀長谷雄〉「陶令閑居。難凋落之思。况復明王用心。自然合理」 〔大学
現職から退くこと。また、その人。
東寺百合文書‐を・正和三年(1314)七月三日・春宮尊治親王令旨案「旧院御閑居後、被与奪申諸御領之時令旨也」

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