閑雅・間雅(読み)かんが

精選版 日本国語大辞典 「閑雅・間雅」の意味・読み・例文・類語

かん‐が【閑雅・間雅】

〘名〙 (形動)
態度がしとやかでみやびやかなこと。優にやさしいこと。また、そのさま。
懐風藻(751)石上乙麻呂伝「地望清華、人才穎秀。雍容間雅、甚善風儀
読本椿説弓張月(1807‐11)続「王女は〈略〉只閑雅一生涯をおくらんとのみ願ひ給ふなるべし」 〔呂子春秋‐士容〕
② もの静かで、景色などにおもむきのあること。また、そのさま。
※春雨文庫(1876‐82)〈松村春輔一八「庭の模様を右見左見(とみこうみ)るに立派ならねど閑雅(カンガ)にて其造り方何となく風韻高く」

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