間々村(読み)ままむら

日本歴史地名大系 「間々村」の解説

間々村
ままむら

[現在地名]長島町間々

長島輪中にあり、高座こうざ村の南側に接する。「長島古今図考」に載せる江戸初期の長島古絵図によれば、東川ひがしがわ(小嶋)村・中川なかがわ村と一曲輪の島であった。「長島細布」ではママ村と記している。近世高座村とともに幕府領となっていたが、幕末には長島藩領になったと思われる。明治一六年(一八八三)家数二九、人数一二五(桑名郡志)。氏神社は古くは中川村八剣やつるぎ社であったが、明和三年(一七六六)にこれを分祀勧請した。


間々村
ままむら

[現在地名]小牧市間々・間々本ままほん

小牧原こまきはら新田の西に位置し、南は小牧山小牧村と接している。東端木津こつつ用水が、西端を巾下はばした川が流れている。「徇行記」に「土地アシク赤ネバ石マシリノ土多シ、一体村立アシク貧村ナリ」とあり、「正事記」(徇行記)には「昔ハ街道ニテ是モ小牧ノ内ナルカ、小牧村今ノ所ヘ移サレテ後、是ハ別村ニ成也」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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