間合紙・間似合紙(読み)まにあいがみ

精選版 日本国語大辞典 「間合紙・間似合紙」の意味・読み・例文・類語

まにあい‐がみ まにあひ‥【間合紙・間似合紙】

〘名〙 縦一尺二寸(約三六センチメートル)、横三尺(約九〇センチメートル)の和紙。襖の幅(三尺)に継ぎ目なく張れるように漉かれたもの。古来、摂津国名塩(兵庫県西宮市塩瀬町)の雁皮間似合が有名で、襖紙壁紙などに用いた。まにあいの紙。まにあい。
浄瑠璃新版歌祭文お染久松)(1780)野崎村「悦びいさむ親の気を、しって破らぬ間似合紙、襖。引立て入にけり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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