間地(読み)かんち

日本歴史地名大系 「間地」の解説

間地
かんち

[現在地名]宇部市大字善和よしわ

霜降しもふり岳の東方にあたり、周防国吉敷よしき郡小郡宰判と長門国厚狭あさ郡舟木宰判の境界にある丘陵地で、もとは車地くるまじ村に属する。北は車地、東は井関いぜき(現吉敷郡阿知須町)佐山さやま(現山口市)岐波きわ、南西は川上かわかみ、西は吉見よしみの各村に接する。

「地下上申」には車地村の小村寄として間地の名がみえ、「但享保年中御代官大庭喜右衛門殿御役中ニ開立相成候新地にて由緒無御座候」と記されている。「郡中大略」では「車地村之内間地組」として、吉原よしわら八、城生原じようしようばら八、井出いではら六、瀬戸原せとはら四の計二六軒をあげている。

「小郡船木間地一件」によれば、天保八年(一八三七)、弘化三年(一八四六)、同四年、慶応元年(一八六五)井関村の住民による下草採取のための侵入事件が起こり、萩藩は慶応二年実地検分のため本締役を現地に派遣した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

普及版 字通 「間地」の読み・字形・画数・意味

【間地】かんち

あき地。

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