世界大百科事典(旧版)内の間質細胞刺激ホルモンの言及
【ゴナドトロピン】より
…生殖腺(性腺)刺激ホルモンともいう。脊椎動物では,脳下垂体前葉から分泌される卵胞(濾胞)刺激ホルモンfollicle‐stimulating hormone(FSHと略す)と黄体形成ホルモンluteinizing hormone(LHと略す)または間質細胞刺激ホルモンinterstitial cell‐stimulating hormone(ICSHと略す)の2種のホルモンと,胎盤から分泌される絨毛(じゆうもう)(膜)性ゴナドトロピンchorionic gonadotropin(CGと略すが,ヒトの場合はhCGと略す)が含まれる。ともに糖タンパク質で,ヒトのFSHは分子量約3万5000,LH,hCGは約3万である。…
【テストステロン】より
…その作用は,陰茎,陰囊,前立腺,精囊などの発達を促し,筋肉や骨の成長,体毛やひげなどの発生,声変りなど男子の二次性徴を促進する。 睾丸間質のライディヒ細胞は,脳下垂体前葉から分泌される黄体形成ホルモンLH(間質細胞刺激ホルモンとも呼ばれる)の刺激により,コレステロールからテストステロンを生合成して分泌する。逆にテストステロンは脳の間脳(視床下部)に作用してゴナドトロピン放出因子の分泌を抑制し,脳下垂体ゴナドトロピン分泌を抑制する。…
※「間質細胞刺激ホルモン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」