間鎌村(読み)まがまむら

日本歴史地名大系 「間鎌村」の解説

間鎌村
まがまむら

[現在地名]栗橋町間鎌

松長まつなが村の南東に位置する。天正一七年(一五八九)五月晦日の某印判状写(武州文書)によると、先年下総関宿せきやど(現千葉県関宿町)で戦功があったとして巻島主水助が「間釜之内にて十貫文」を小田原北条氏(氏照か)より宛行われている。田園簿に村名がみえ、田高九石余・畑高一〇八石余で、幕府領元禄郷帳・天保郷帳では高一四一石余。「風土記稿」成立当時には三卿の一橋領となっており、天保三年(一八三二)の島中川辺領拾三ヶ村高書上帳(小林家文書)などでも一橋領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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