間隙(読み)カンゲキ

精選版 日本国語大辞典 「間隙」の意味・読み・例文・類語

まがな‐すきがな【間隙】

  1. 〘 副詞 〙 ( 「がな」はもと副助詞。特定しない「間」なり「隙」なりの意から ) ひまさえあればいつも。ひっきりなしに。まがなひまがな。
    1. [初出の実例]「そちへは与兵衛めが、間がなすきがな入り浸って居る」(出典:浄瑠璃・女殺油地獄(1721)上)

かん‐げき【間隙】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物と物とのあいだ。すきま。ひま。割れ目
    1. [初出の実例]「小分子間隙粘合猶強く」(出典:暦象新書(1798‐1802)中)
  3. 人間関係の不和。仲たがい。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「間隙」の読み・字形・画数・意味

【間隙】かんげき

すき。〔漢書、劉向伝〕群小隙を窺ひ見、字をし、巧言醜詆、言飛、民(かまびす)し。

字通「間」の項目を見る

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