閔妃暗殺事件(読み)びんひあんさつじけん

精選版 日本国語大辞典 「閔妃暗殺事件」の意味・読み・例文・類語

びんひ‐あんさつじけん【閔妃暗殺事件】

明治二八年(一八九五)に朝鮮李朝高宗の妃閔妃が殺害された事件。閔妃は清やロシア勢力背景に反日工作を展開大院君一派と日本壮士に虐殺された。乙未(いつび)の変。

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百科事典マイペディア 「閔妃暗殺事件」の意味・わかりやすい解説

閔妃暗殺事件【びんひあんさつじけん】

乙未(いつび)の変とも。1895年朝鮮の李朝26代高宗李太王)の妃である閔妃〔1851-1895〕が日本人に暗殺された事件。閔妃は大院君を引退させ,清国に従属する事大主義をとり,日本に対抗した(事大党参照)。日清戦争後一時退けられたが,三国干渉ののち台頭し親露政策をとった。このため日本公使三浦梧楼指揮下の安達謙蔵ら日本人壮士に王宮内で殺された。
→関連項目安達謙蔵小村寿太郎李朝(朝鮮)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「閔妃暗殺事件」の意味・わかりやすい解説

閔妃暗殺事件
びんひあんさつじけん

乙未事変

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