関保之助(読み)セキ ヤスノスケ

20世紀日本人名事典 「関保之助」の解説

関 保之助
セキ ヤスノスケ

明治〜昭和期の考古学者 奈良帝室博物館列品課長。



生年
慶応4年4月10日(1868年)

没年
昭和20(1945)年5月26日

出生地
江戸

別名
号=花郷

学歴〔年〕
東京美術学校(現・東京芸術大学)専修科絵画科〔明治26年〕卒

経歴
東京美術学校助教授、帝国美術歴史編纂掛を経て、明治34年帝国大学史料編纂委員、大正8年京都帝室博物館学芸委員、11年同館列品課長、13年奈良帝室博物館列品課長、昭和8年東京帝室博物館学芸員を歴任著書に「式正の鎧」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「関保之助」の解説

関保之助 せき-やすのすけ

1868-1945 明治-昭和時代前期の有職(ゆうそく)故実研究家。
慶応4年4月10日生まれ。有職故実の資料,古武器の収集・研究家として知られた。明治28年帝室博物館にはいり,昭和8年東京帝室博物館学芸委員。母校東京美術学校(現東京芸大)や京都帝大でもおしえた。昭和20年5月25日死去。78歳。江戸出身。筆名は波爾和(はにわ)。号は花郷,加和羅廼舎(かわらのや),箙廼舎(えびらのや)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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