関税負担率(読み)かんぜいふたんりつ(英語表記)tariff burden ratio

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「関税負担率」の意味・わかりやすい解説

関税負担率
かんぜいふたんりつ
tariff burden ratio

関税収入額を総輸入額で割った比率のこと。輸入額から無税品の輸入を除いた有税品輸入額で関税収入額を割った有税品関税負担率を指すこともある。関税負担率は関税水準の国際比較によく用いられる。日本の場合,1956年に行なった関税体系の大改正により,関税負担率は上昇していった。その後,ケネディ・ラウンド東京ラウンドなどの多国間交渉による関税率の引き下げにより低下し,80年代を通じて2~3%台で推移している。これは,先進国の中でも低いほうである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android