関節離断(読み)かんせつりだん(英語表記)disarticulation,exarticulation

日本大百科全書(ニッポニカ) 「関節離断」の意味・わかりやすい解説

関節離断
かんせつりだん
disarticulation,exarticulation

四肢が骨を経てその連結を断たれたものを切断amputationといい、関節部でその連結を断たれたものは関節離断とよばれる。四肢切断術において、かつては膝(しつ)関節離断の適応であっても、義肢製作の立場から大腿(だいたい)切断が行われることがあった。最近は関節離断用の義肢もつくられるようになり、関節離断の頻度も増えてきた。膝関節のほか、股(こ)関節や肩関節、足関節などの離断術がある。

[永井 隆]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android