関釜フェリー(読み)かんぷふぇりー

世界大百科事典(旧版)内の関釜フェリーの言及

【関釜連絡船】より

…朝鮮人の日本への渡航,強制連行などにも利用され,朝鮮人にとっては流行歌《連絡船は出ていく》(1938)で歌われたように文字どおり〈涙の連絡船〉でもあった。現在は70年以後民間の関釜フェリーが日本と韓国をつなぐ航路として運航されている。【朴 慶 植】。…

【下関[市]】より

…明治以降は大陸貿易,遠洋漁業の基地となり,北九州工業地帯の一環として諸工業が興り,急速な都市的発展を遂げた。山陽本線,国道,山陽新幹線がいずれも海底トンネルで関門海峡を通過し,1973年には中国自動車道も関門橋によって九州と結ばれたため,下関の交通都市的機能は弱まったが,韓国釜山との間に関釜(かんぷ)フェリーが就航するなど新たな役割をになっている。彦島・安岡・王喜では野菜・花卉を中心に近郊農業が発達しており,工業は彦島と長府を中心に食品,化学,金属,造船業などが盛ん。…

【対馬海峡】より

… 1977年,領海を12カイリとする領海法が施行されたが,対馬海峡は宗谷,津軽,大隅の各海峡とともに,従来どおり領海を3カイリとする特定海域となっている。下関~釜山間に関釜(かんぷ)フェリーが通じ,博多~厳原(いづはら)(対馬)間,小倉~比田勝(対馬)間もフェリーが就航する。【竹内 清文】。…

※「関釜フェリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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