闇の錦(読み)ヤミノニシキ

デジタル大辞泉 「闇の錦」の意味・読み・例文・類語

やみ‐の‐にしき【闇の錦】

闇の夜の錦」に同じ。
「散りちらず見る人もなき山里紅葉は―なりけり」〈和泉式部集・上〉

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精選版 日本国語大辞典 「闇の錦」の意味・読み・例文・類語

やみ【闇】 の 錦(にしき)

  1. やみよ(闇夜)の錦
    1. [初出の実例]「散りちらずみる人もなき山里の紅葉はやみの錦なりけり」(出典:和泉式部集(11C中)上)
  2. 他に目もくれないこと。他事には少しも心をかけないこと。
    1. [初出の実例]「間近く閃く太刀影も、闇の錦と目もやらず」(出典:浄瑠璃・浦島年代記(1722)三)

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