阪口 新(読み)サカグチ アラタ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「阪口 新」の解説

阪口 新
サカグチ アラタ


職業
サックス奏者

肩書
東京芸術大学名誉教授

生年月日
明治43年 1月2日

出生地
東京

学歴
東洋音楽学校チェロ科〔昭和6年〕卒

経歴
チェロを高勇吉、小沢弘、弘田龍太郎らに学んだ後、サクソフォン転向、昭和28年東京フィルとイベールの「サクソフォン小協奏曲」を初演。30年にはグラズノフの「サクソフォン協奏曲」を日本初演した。またトマジのバラードドビュッシーラプソディーなどを初演、再演し、サクソフォンのための作品を広く紹介。54年ノースウェスタン大学での第6回世界サクソフォン会議で表彰された。33〜51年武蔵野音楽大学、38〜48年大阪音楽大学、39年愛媛大学で後進を指導。日本サクソフォン協会会長なども務め、日本のクラシックサクソフォンの先駆者として、演奏と教育で活躍。著書に「サクソフォン教則本」「サクソフォン名曲集」「サックス四重奏曲集」がある。

所属団体
日本サクソフォン協会(名誉会長)

没年月日
平成9年 11月3日 (1997年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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