防火樹(読み)ボウカジュ

デジタル大辞泉 「防火樹」の意味・読み・例文・類語

ぼうか‐じゅ〔バウクワ‐〕【防火樹】

火災延焼を防ぐため、家屋などの周囲に植える木。イチョウサンゴジュ・カシ・シイ・ユズリハなど。

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精選版 日本国語大辞典 「防火樹」の意味・読み・例文・類語

ぼうか‐じゅ バウクヮ‥【防火樹】

〘名〙 防火のために家屋の周囲に植えた樹木多く珊瑚樹譲葉(ゆずりは)銀杏(いちょう)など火災に強いものを用いる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「防火樹」の意味・わかりやすい解説

防火樹
ぼうかじゅ

防火のために林縁や家のまわりに設ける樹帯のこと。常緑広葉樹樹冠火を起しにくいので適しており,樹種は山桃,さんご樹などがあげられる。山林の防火樹帯は尾根などに設置されることが多く,一般造林より育成がむずかしいので,天然生林を切り残す方法なども用いられる。家のまわりの防火樹には,ゆずりは,いちょう,八つ手なども利用される。植栽には抵抗性の強い樹種をできるだけ密植する。

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