出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
外部からの武力攻撃に際して日本を防衛するために、自衛隊が内閣総理大臣の命令に基づいて出動すること(自衛隊法76条)。内閣総理大臣が出動を命ずるためには、事前に安全保障会議と閣議に諮ったうえで、国会の承認を得なければならない。ただし、緊急の場合は、国会の承認を事後にただちに得ることを条件として、出動を命じうる。防衛出動時には、自衛隊は必要な武力を行使することができる(同法88条)。また、自衛官は、定年、任用期間を延長され、予備自衛官は防衛招集を受ける(同法45条・70条)。さらに、自衛隊の任務遂行上必要ある場合には、物資の収用、業務従事命令等が発せられうる(同法103条)。防衛出動発令下では、自衛官の離隊・抗命などは7年以下の懲役または禁錮(きんこ)に処せられる(同法123条)。なお、防衛出動は、武力攻撃が発生する明白な危険が切迫していると認められる場合にも発令されうるので、濫用の危険性も指摘されている。ただし、これまでのところ(2009年現在)防衛出動が発令された事例はない。
[山内敏弘]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新