阻し(読み)ウジハヤシ

デジタル大辞泉 「阻し」の意味・読み・例文・類語

うじ‐はや・し〔うぢ‐〕【阻し】

[形ク]情勢地勢などが危険である。状況が差し迫っている。
「かく―・き時に、身命を惜しまずして」〈続紀宣命・三二詔〉

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精選版 日本国語大辞典 「阻し」の意味・読み・例文・類語

うじ‐はや・しうぢ‥【阻】

  1. 〘 形容詞ク活用 〙 物事状態がさし迫っているさま。情勢、地勢などが切迫しているさま。危険なさま。険しい。激しい。
    1. [初出の実例]「かく宇治方夜支(ウヂハヤキ)時に、身命を惜しまずして」(出典続日本紀‐天平神護元年(765)正月七日・宣命(蓬左文庫本))

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