阿久比神社(読み)あぐいじんじや

日本歴史地名大系 「阿久比神社」の解説

阿久比神社
あぐいじんじや

[現在地名]阿久比町阿久比 北下川

町のほぼ中央にある。祭神は開囓神・英比丸命ほか六座。「延喜式」神名帳に「知多郡三座」「阿久比神社」とあり、貞治三年(一三六四)尾張国神名帳には「従二位上 英比天神」とある。旧郷社。社伝によれば、顕宗天皇二年阿久比古が開囓神を祀り、大化四年(六四八)猿田彦大神・天津彦・瓊瓊杵尊を合祀し、天平神護元年(七六五)田心姫命・湍津姫命・市杵島姫命を合祀した。延喜二〇年(九二〇)英比丸が社殿を造営し社前に方六〇間の社地を寄進した。天徳三年(九五九)一〇月晦日英比丸命を合祀した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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