阿古井村(読み)あこいむら

日本歴史地名大系 「阿古井村」の解説

阿古井村
あこいむら

[現在地名]尾西市明地めいち

西は上祖父江かみそぶえ村、東は玉野たまの村・吉藤よしふじ村と接する。村の中を阿古井川と森上もりかみ用水が貫流している。概高八一六石六斗余のうち天保一二年(一八四一)の記述によれば、二石八斗余は蔵入地で、残りは一二人の給知(天保村絵図)

慶安元年(一六四八)新田(七斗余)、次いで同三年に寅新田が開かれたが、この時から寛文にかけて新田開発が活発に行われ、万治二年(一六五九)亥新田(五石七斗余)、寛文九年(一六六九)酉新田(九石四斗余)、元禄六年(一六九三)酉新田(三九石七斗余)、宝永四年(一七〇七)亥新田(九石九斗)、寛文九年萩原古川はぎわらふるかわ新田(二一石三斗余)と、それぞれ縄入が行われた(天保村絵図)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android