阿字門(読み)あじもん

精選版 日本国語大辞典 「阿字門」の意味・読み・例文・類語

あじ‐もん【阿字門】

  1. 〘 名詞 〙 仏語
  2. あじかん(阿字観)
    1. [初出の実例]「覚此心本不生是漸入阿字門」(出典秘蔵宝鑰(830頃)下)
    2. [その他の文献]〔大日経‐二〕
  3. 阿は梵字五〇種の第一字で、すべての声音もとであるとされるところから、最もたいせつな門の意。
    1. [初出の実例]「げにげにここは、難波の寺の西門に出づる石の鳥居の阿字門に入って、阿字門を出づる」(出典:謡曲・弱法師(1429頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android