阿羅邏仙人(読み)アララセンニン

デジタル大辞泉 「阿羅邏仙人」の意味・読み・例文・類語

あらら‐せんにん【阿羅邏仙人】

《阿羅邏は、〈梵〉Ālāra Kālāma音写阿羅邏迦蘭あららからん」の略》釈迦が出家して最初解脱の道を尋ねた人。毘舎離城びしゃりじょう付近に住んでいた仙人

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精選版 日本国語大辞典 「阿羅邏仙人」の意味・読み・例文・類語

あらら‐せんにん【阿羅邏仙人】

  1. ( 「あらら」は[パーリ語] Āḷārakālāma の音訳から ) 紀元前五三二年頃のインド哲学者。釈迦が求道(ぐどう)のはじめに教えを請うた仙人。無所有の境地を説いたという。阿羅邏。
    1. [初出の実例]「浄飯大王の御子悉逹太子は、〈略〉あららせんにんに給仕し給ひしぞかし」(出典:曾我物語(南北朝頃)七)

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