阿部浩(読み)あべ・ひろし

朝日日本歴史人物事典 「阿部浩」の解説

阿部浩

没年:大正11.10.7(1922)
生年嘉永5.1(1852)
明治大正期の官僚,実業家南部藩(岩手県)藩士阿部雄平の子。内務官僚として社寺局長,群馬千葉富山新潟・東京各府県知事を歴任したほか,衆院議員,貴族院議員(勅選)を務めた。同郷の原敬に郵便報知新聞社入社を周旋し,のち原の後援で東京府知事のポストを得た。<参考文献>山本亀城(実彦)『政界寧馨児

(長井純市)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「阿部浩」の解説

阿部浩 あべ-ひろし

1852-1922 明治-大正時代の官僚,政治家
嘉永(かえい)5年1月生まれ。阿部金剛(こんごう)の父。もと陸奥(むつ)盛岡藩士。内務省にはいり,群馬,千葉,富山,新潟の各県知事を歴任。明治25年衆議院議員(当選2回),39年貴族院議員,41年東京府知事。大正11年10月7日死去。71歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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