附子理中湯(読み)ブシリチュウトウ

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「附子理中湯」の解説

附子理中湯

(クラシエ薬品、三和生薬)


 慢性胃腸胃炎胃アトニーの治療薬です。冷え症で、胃腸が弱く、血色・顔色もすぐれず、下痢をしやすく、しばしば吐き気・めまい・頭重・胃痛といった症状をおこす、体質が虚弱な人に用います。


アルドステロン症、低カリウム血症、ミオパチーの治療を受けている人には使用できません。ほかの薬を用いている人は、あらかじめ医師に報告してください。


②のぼせやすく、体力が充実している人が使用すると、のぼせ、ほてり、発汗、しびれなどの症状が現れることがあります。


③長期間用いているときに、血圧の上昇、むくみ、体重増加、脱力感、手足けいれん麻痺まひなどの異常を感じたら、服用を中止し、すぐ医師に報告してください。


④指示された期間用いても症状が改善しないときは、医師に報告してください。

出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android