降り残す(読み)フリノコス

デジタル大辞泉 「降り残す」の意味・読み・例文・類語

ふり‐のこ・す【降り残す】

[動サ四]雨などが、そこだけ降らないでいる。
五月雨の―・してや光堂」〈奥の細道

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「降り残す」の意味・読み・例文・類語

ふり‐のこ・す【降残】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙
  2. 雨などが、ある所だけ降らずに残しておく。
    1. [初出の実例]「五月雨の降のこしてや光堂」(出典:俳諧・奥の細道(1693‐94頃)平泉)
  3. 雨などが、ある所だけまだ降っている。
    1. [初出の実例]「海ははれてひえふりのこす五月哉」(出典:俳諧・芭蕉真蹟懐紙(1688))

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