普及版 字通 「陜」の読み・字形・画数・意味


10画

(異体字)
12画

[字音] キョウ(ケフ)・コウ(カフ
[字訓] やまあい・せまい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は夾(きよう)。〔説文〕十四下に「隘(せま)きなり」、〔玉〕に「廣からざるなり」とあって、狭小・狭隘の意に用いる。狹(狭)と声義同じ。ただ字形をもつていえば、狹は獣の通る獣みち、陜は神梯の象である(ふ)に従っており、人の往来しがたいような、険峻な聖所の状態をいう字である。

[訓義]
1. やまかい、やまあい、かい。
2. せまい。

[古辞書の訓]
〔字鏡集〕陜 ヤマサキ・セキ・サミス・セバシ

[語系]
陜()・狹・峽(峡)heapは同声。みな狭隘の意のある語である。

[熟語]
陜隘陜坐陜室陜小・陜薄・陜腹

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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