陰唄(読み)カゲウタ

デジタル大辞泉 「陰唄」の意味・読み・例文・類語

かげ‐うた【陰唄】

歌舞伎で、幕開きのときや役者が出入りするときなどに、舞台下手の黒御簾くろみすの内で三味線に合わせてうたう歌。下座唄げざうた

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精選版 日本国語大辞典 「陰唄」の意味・読み・例文・類語

かげ‐うた【陰唄・陰歌】

  1. 〘 名詞 〙 歌舞伎で、幕明きや役者の登場退場などの時、舞台の陰で、三味線に合わせてうたう歌。
    1. [初出の実例]「かげ哥(ウタ)。いづれも奥の一と間に入る時か或は後刻御意得ませうなどのとき」(出典戯場楽屋図会(1800)下)

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