陶令(読み)とうれい

精選版 日本国語大辞典 「陶令」の意味・読み・例文・類語

とう‐れいタウ‥【陶令】

  1. ( 中国彭沢県の県令だったところから ) 陶淵明(とうえんめい)のこと。また、陶淵明がわずか八〇余日で県令を辞職したところから、執着する必要のない官職をもいう。
    1. [初出の実例]「陶令閑居。難凋落之思」(出典:本朝文粋(1060頃)一一・惜残菊詩序〈紀長谷雄〉)
    2. [その他の文献]〔王維‐早秋山中作〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android