陸に居る(読み)ロクニイル

デジタル大辞泉 「陸に居る」の意味・読み・例文・類語

ろくに◦

あぐらをかく。安座する。らくに居る。
「とてもの事にゆるさせられい。―◦居ませう」〈虎寛狂・布施無経

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「陸に居る」の意味・読み・例文・類語

ろく【陸】 に=居(い)る[=すわる]

身心が安楽にある。くつろいで楽な姿勢ですわる。あぐらをかく。
※虎寛本狂言・布施無経(室町末‐近世初)「迚の事に、ゆるさせられい。ろくに居ませう」
② きちんとすわる。正座する。
咄本・新板一口ばなし(1839)一九「産(さん)したらろくに居(スワ)ってゐんならんので、九になる」

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