陸・岡(読み)おか

精選版 日本国語大辞典 「陸・岡」の意味・読み・例文・類語

おか をか【陸・岡】

〘名〙
陸地。くが。くぬが。⇔
夫木(1310頃)二五「鳴海潟おかをめぐりてゆく人は都のつとになにをかたらん〈公朝〉」
浴場浴槽の外。流し場。
咄本・かす市頓作(1708)二「銭湯へいりたりけるに、たがひに岡へあがりて、しちをとりたる者のいふやう」
③ 硯(すずり)の墨をする所。⇔
小学読本(1873)〈榊原芳野〉一「硯は墨を觧く器にして、形種々に作る深き処を海といひ浅き処を岡といふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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