隈之城川(読み)くまのじようがわ

日本歴史地名大系 「隈之城川」の解説

隈之城川
くまのじようがわ

川内川支流一級河川。流路延長八・三キロ。川内市南部のひこ嶽を源とし、北東へ流れ、中福良なかふくら町・みやこ町・尾白江おじろえ町付近で木場谷こばんたに川・都川を合せて北東流し、ふもと(水之手橋)上流側の隈之城町・勝目かつめ町・宮崎みやざき町の境付近で勝目川・百次ももつぎ川を合流、隈之城町・宮崎町の境を北西に蛇行して流れ、向田むこうだ町北西で平佐ひらさ川と合流、西へ直流して宮里みやざと清水きよみずで川内川に合流する。

古くは母逢ははあい川とよばれた(三国名勝図会)。「鹿児島県地誌」には母合ははあい川とあり、水源は三つで、彦嶽を源とする西手にしで川、串木野境にあるかんむり嶽の北西北部を源とする勝目川、冠嶽の北東部を源とする百次川の三流を記している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android