デジタル大辞泉
「階上」の意味・読み・例文・類語
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かい‐じょう ‥ジャウ【階上】
〘名〙
※
保元(1220頃か)上「『只今昇殿仕って
冥途の思ひ出にせん』とて、押して階上へのぼりければ」 〔張正見‐賦得佳期竟不帰詩〕
② 二階以上の建物で、上の階。また、その
部屋。⇔
階下。
※
航米日録(1860)四「階上に銅管を廻し、水を繰り上ぐ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
階上[町] (はしかみ)
青森県三戸(さんのへ)郡の町。1980年町制。人口1万4699(2010)。県南東端に位置し,東は太平洋に面する。北部は八戸台地南東部にあたる蒼前(そうぜん)台,南部は階上(種市)岳(739m)北麓の丘陵からなる。海岸ではかつて製塩も盛んであったが,近年は県立栽培漁業センターが置かれ,魚介類の養殖に力を入れている。台地上ではタバコ栽培,養蚕,酪農が行われる。1964年に八戸市が新産業都市に指定されたのに伴い,住宅開発がすすみ,人口も増加している。階上岳は八戸市の種差海岸と合わせて県立自然公園に属し,中腹には寺下観音堂がある。JR八戸線が通じる。
執筆者:佐藤 裕治
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報