隠地(読み)オンチ

デジタル大辞泉 「隠地」の意味・読み・例文・類語

おん‐ち【隠地】

中世近世に、隠れて耕作し、検地を受けず、租税を免れた田畑隠田おんでんと隠し畑がある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「隠地」の意味・読み・例文・類語

おん‐ち【隠地】

〘名〙 隠れて耕作し、検地をうけないため租税の対象にならなかった田畑。田を隠田(おんでん)、畑を隠し畑という。
※大内氏掟書‐一四一条・延徳三年(1491)七月一九日「為御扶持、聞出隠地、可望申由、被仰付之処」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android