隠月(読み)インゲツ

デジタル大辞泉 「隠月」の意味・読み・例文・類語

いん‐げつ【隠月】

琵琶びわの胴の表面下部、覆手ふくじゅの下に隠れている楕円形の穴。上部半月形の穴に対し、満月ともいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「隠月」の意味・読み・例文・類語

いん‐げつ【隠月】

〘名〙 琵琶の胴の表板下方にある楕円形の穴。覆手(ふくじゅ)の下の隠れた位置にあるのでこの名がある。音穴(いんけつ)
※夜鶴庭訓抄(平安末)「比巴〈略〉ふくすの下に穴あり。名隠月音穴とも云ふ」

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