隣単(読み)りんたん

精選版 日本国語大辞典 「隣単」の意味・読み・例文・類語

りん‐たん【隣単】

〘名〙
① (「単」は「単位」で、禅宗僧堂座席のこと) 仏語。禅宗で、僧堂などでの自分となりの座席をいう。また、そこにいる僧。
※永平道元禅師清規(13C中)弁道法「不牀上与鄰単語話
② となり。隣家
建内記‐永享一一年(1439)二月四日「今日隣単薬師堂参詣之故歟」 〔勅修百丈清規‐六・日用軌範〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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