雀焼(読み)スズメヤキ

デジタル大辞泉 「雀焼」の意味・読み・例文・類語

すずめ‐やき【×雀焼(き)】

雀を、たれをつけて焼いたもの。
背開きにした小鮒こぶなくしに刺し照り焼きにしたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「雀焼」の意味・読み・例文・類語

すずめ‐やき【雀焼】

〘名〙
① 雀の内臓を取り除いて照り焼きにしたもの。雀の鮒焼き。
※東京年中行事(1911)〈若月紫蘭〉十月暦「此お祭の名物と云ふのは、〈略〉小鳥の雀焼(スズメヤキ)の外には」
小鮒小魚をすずめ開きにして串を打ち、照り焼きにしたもの。〔料理早指南(1801‐04)〕

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百科事典マイペディア 「雀焼」の意味・わかりやすい解説

雀焼【すずめやき】

フナの付焼。3cmぐらいの小ブナを頭ごと背開きにし串(くし)にさして素焼きした後,みりん醤油等で付焼きにし粉サンショウをふる。形がふくらすずめに似るところから名づけられたといわれ,フナの小鳥焼ともいう。

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