雅馴(読み)ガジュン

デジタル大辞泉 「雅馴」の意味・読み・例文・類語

が‐じゅん【雅×馴】

[名・形動]
文章が品があって洗練されていること。言葉遣いや筆づかいが正しく、練れていること。また、そのさま。
序文は文章―ならずして」〈芥川・奉教人の死〉
態度に品があって洗練されていること。また、そのさま。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「雅馴」の意味・読み・例文・類語

が‐じゅん【雅馴】

〘形動〙
① ことばづかいや筆づかいが正しく練れているさま。
日本詩史(1771)凡例「操觚之士、或以為雅馴
※授業編(1783)九「詩はもと吟咏するものなれば、韻響の雅馴(ガシュン)なるを尚ぶ」 〔史記‐五帝紀賛〕
② 態度が上品で教養のあるさま。
輿地誌略(1826)六「土人性敏捷にして航海に習ひ、湾を詳にす。但雅馴ならず」

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普及版 字通 「雅馴」の読み・字形・画数・意味

【雅馴】がじゆん

文辞が穏当であること。〔史記、五帝紀論賛〕學多く五するも、(ふる)し。~而して百家を言ふは、其の馴ならず。紳先生、之れを言ふを(はばか)る。

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