離岸距離(読み)りがんきょり(英語表記)coastal gap

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「離岸距離」の意味・わかりやすい解説

離岸距離
りがんきょり
coastal gap

大陸から冷たい北西の季節風日本海を吹き抜ける冬型気圧配置のとき,日本海の上に発生する積雲列の発生地点と大陸沿岸との距離。寒気移流が強いほど大陸からの離岸距離は短く,寒気移流が弱くなるにつれて長くなっていくため,寒気移流の強弱目安とされる。寒気移流が強いときの日本海を気象衛星画像でみると,ロシアの沿海州付近の海岸線からすぐ積雲が発生している様子がわかる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android