離心(読み)リシン

デジタル大辞泉 「離心」の意味・読み・例文・類語

り‐しん【離心】

[名](スル)はなれようとすること。そむくこと。また、その心。
「其の亡状を憤る者多く、暗に―せんと、欲するの勢あり」〈竜渓経国美談

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「離心」の意味・読み・例文・類語

り‐しん【離心】

〘名〙
① いやになってそむくこと。また、はなれようとする心。叛心
※経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉前「同盟主列国中にも〈略〉暗に離心せんと欲するの勢あり」 〔荀子‐議兵〕
別離の悲しい心。つらい、別れの気持
文華秀麗集(818)上・和金吾将軍良安世春斎別筑前王大守還任〈嵯峨天皇〉「離心積日風煙遠、回首前程指落暉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「離心」の意味・わかりやすい解説

離心
りしん

向心・離心

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android