離見(読み)リケン

デジタル大辞泉 「離見」の意味・読み・例文・類語

り‐けん【離見】

離見の見」に同じ。
見所けんじょより見る所の風姿は、我が―なり」〈花鏡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「離見」の意味・読み・例文・類語

り‐けん【離見】

〘名〙 世阿彌の能楽論で、自分の姿を距離をおいて観察すること。演者観客立場で自分の姿を思い描くこと。また、その見方方法。離見の見。
※花鏡(1424)舞声為根「見所より見るところの風姿は、我が離見也。しかれば、わが眼の見る所は、我見也。離見の見にはあらず」

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