雨垂れ拍子(読み)アマダレビョウシ

デジタル大辞泉 「雨垂れ拍子」の意味・読み・例文・類語

あまだれ‐びょうし〔‐ビヤウシ〕【雨垂れ拍子】

雅楽謡曲で、拍子雨垂れのように一定間隔でとること。
物事進行がとぎれがちで、はかどらないこと。
仕事が―になって出来べきものも仕損しそこな道理」〈露伴五重塔

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「雨垂れ拍子」の意味・わかりやすい解説

雨垂れ拍子
あまだれびょうし

日本音楽の演奏用語。能楽や箏,三味線音楽において,各拍の長さや強さを変えずに,雨垂れの音のように平板に弾くこと。機械的で稚拙な弾き方として,軽蔑的な意味をこめていう場合もある。

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