…ただし,鼓村は京都に伝承される生田流をも伝え,その古典の伝承にとくに改革を試みたわけではない。鼓村の高弟の雨田光平(1893‐1985)はその伝承者として知られた。【平野 健次】。…
…特異な存在で,文人たちの間に人気があったが,大正中期に再び京都に戻ってからはしだいに衰微。彫刻家でフランスでハープを学んだ雨田光平(1893‐1985)が後を継いでいる。代表作に史曲《静(しずか)》《橋媛(はしひめ)》《厳島詣(いつくしまもうで)》(以上高安月郊作詞),雅楽風小曲《紅梅》,童曲《雁と燕》《狐の嫁入》(以上薄田泣菫作詞)などある。…
※「雨田光平」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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