雨籠(読み)あまごもり

精選版 日本国語大辞典 「雨籠」の意味・読み・例文・類語

あま‐ごもり【雨籠】

[1] 〘名〙 雨天を嫌って家の中に籠っていること。
[2] 「雨に籠る御笠」の意から「御笠」と同音の「三笠の山」にかかる。
万葉(8C後)六・九八〇「雨隠(あまごもり)三笠の山を高みかも月の出で来(こ)ぬ夜(よ)は更けにつつ」

あま‐ごも・る【雨籠】

〘自ラ四〙 雨が降るので家にとじこもる。雨に降りこめられる。
※万葉(8C後)一五・三七八二「安麻其毛理(アマゴモリ)物思(も)ふ時に霍公鳥(ほととぎす)わが住む里に来鳴き響(とよ)もす」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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