雪解(読み)ユキゲ

デジタル大辞泉 「雪解」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐げ【雪解/雪消】

雪がとけること。ゆきどけ。 春》
雪がとけてできた水。雪どけ水。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「雪解」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐どけ【雪解】

〘名〙
① 降り積もった雪が春になってとけ、水になること。また、その時。ゆきげ。《季・春》
※新撰六帖(1244頃)二「越えわたるこさかの道の雪とけに帰るさくるる小野の里人〈藤原家良〉」
② (ソ連の作家エレンブルグの小説題名による語) 国際間の対立緊張緩和をいう。また、対立する二者の緊張・反感などがゆるみ、和解空気が生じてくること。
※さらばモスクワ愚連隊(1966)〈五木寛之〉一「日本財界が、最近の雪どけムードにともなう日ソ間の通商拡大に非常な期待をよせている事は」

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